こんにちは!油絵画家の平郡です!
今回は
「こども絵画コンクールで入賞するコツ」
を画家であり、子供絵画教室の先生である私が
解説していきます^^
- こどもの自信に繋げてあげたい!
- 得意分野を伸ばしてあげたい!
そう思った方は
ぜひ参考にしてみてくださいね
※この記事は大人のコンクールではなく
子どものコンクールに限ったお話なので
ご注意ください
こどもの絵画コンクールは
大人の絵画コンクールよりも
絵の良さというのが
わかりやすい方だと思うので
いろんな作品を見つつ
どんなところが良かったのか、
どういう絵を描くと入選につながりやすいのか
などを
解説していきます
こども絵画コンクールで入選するコツ3選
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/computer-ga12606661_1280-e1675990033432-1024x550.jpg?resize=728%2C391&ssl=1)
こども絵画コンクールで入選するのに重要な要素
を3つほど挙げていきます。
- 描き込みの量
- 色
- 状況
です。
もちろんこの他にも
絵の構成力だったりもろもろの点はありますが、
これさえ押さえておけば!というところはこの3つです。
では具体的にどういうことなのか
1つずつ見ていきましょう
1、描き込みの量
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/illustration-g562a64457_1280.jpg?resize=205%2C300&ssl=1)
1つ目は描き込みの量です。
この方法は誰にでもできるし
一番何も考えずに実践でき
ます。
描き込むというのは単純に
「空白が少なくなるように描く」
ということです。
描けば描くほど一生懸命さや努力が伝わりやすく
なんといっても手っ取り早く
他の子との差を付けられます。
こども絵画教室をやっていて気づいたのですが
子どもが絵を描くパターンとしては
好きな絵をばーーっと勢いで描いて
自分の中での完成で描き終えてしまいます。
完成といってもほとんどの子は
画面に空白が多くすかすかしています。
なかなか最初から細かくぎっしり描ける子はいません。
ここが重要なポイントです。
これは子供だけでなく大人にも言えますが
絵を描く専門家じゃないと
なかなか画面全体を見れていないので
空白が多くなったりすかすかしていることに
気づかないのです。
そんな多くの子たちと差をつけるには
やっぱりしっかりとした描き込みが必要です。
好きなものだけ描くのではなく
背景や状況がわかるような描き込みも必要です。
画面全体を見てスカスカしている部分がないだけでも
他の子との差が大きく出るので
画面を埋める!というのが最もおすすめの方法です。
2、色
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/chalk-g4b23d82fa_1280.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
2つ目は「色」です。
何も綺麗な色使いをしなければならないとか
そういうことを言っているわけではありません。
これも気をつけていれば誰にでもできる方法です。
色というのは意識していろんな色を使おうとしないと
同じ色を使い回してしまうことが多いです。
絵画教室で多くの子供の絵を見てみると
みんなあまり積極的には色を使っていません。
同じ色を使いまわしたりしています。
例えば1本の木を描く場合ですが
幹は茶色一色
葉っぱは緑一色
で描いていると思います。
この一色で描くという意識を変えるだけでも
かなり変わってきます。
幹の色は
茶色、焦茶色、薄茶色
葉っぱの色は
緑、黄緑、深緑
と大体1つのものに対して3〜4色使うと
それだけで他のことの差をつけることができます。
さらに太い筆ではなく
細い筆で塗るのもコツです。
太い筆で塗ってしまうとベタッとしたタッチに
なってしまうのですが、
広い面もあえて細い筆で塗ることによって
筆のタッチが出てきます。
こうやってちょっとずつ描き進めるだけで
絵に奥行き感や立体感がでてきて
他の子達との差が生まれます。
3、状況
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/painted-picture-gd2d3fd3e8_640.jpg?resize=391%2C440&ssl=1)
3つめの「状況」というのは
絵の中の状況設定です。
一目で何をしているのかやどこにいるのかなど
はっきりわかる絵は
やはりそれだけで強みです。
女の子を一人描いて終わり、ではなく
その女の子が
いつ、どこで、何をしているなど
明確にわかる設定にすると
何もない空白部分も埋まるし
自然と描き込みも増えます。
そして
コンクールで求められているのは
絵から伝わる楽しさや躍動感といったところなので
実体験をもとに描くと入選だけではなく
賞も目指せます!
どうして他のこと差をつけた方がいいのか
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/childrens-drawings-gd569675d4_1280.jpg?resize=409%2C301&ssl=1)
ここまでお話ししてきて
どうして他の子との差をそんなに気にするのか
気になる方もいるかと思います。
それは絵の審査方法にあります。
絵には正解がありません。
答えがなく
審査員の気分などで
なんとなくいいぞ!
というものが選ばれます。
でも子供の絵ってよくみると
全部なんとなくいいんですよね。
感性が素直なのでじっくり見たり
どんな絵なの?と説明してもらうと
どれもこれも全部面白いんです。
では、何千何万の絵からどうやって
選んでるのかというと
そこはやっぱりぱっと見の印象なんです。
一枚一枚丁寧にみるのではなく
全部並べて
お!っと目が止まるものを探します。
- 色使いが素敵
- 状況がわかりやすくぱっと見で面白い
- 描き込み量が素晴らしい
など入選というのはそういった感じの
いい意味で目立つ絵が選ばれます。
入選にしないとその先の賞も狙えませんから
とにかく入選するには
先ほどあげた3つを徹底的にやることが大切です。
入選のその先へ。賞を取るにはどうしたらいいか
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/hearts-g5caeac118_1280.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
これらを徹底的に実践すればなんとなく入選は
できそうだなと感じた方もいると思います。
ではその先の賞を取るにはどうしたらいいのか
というところです。
最初にはっきりお伝えしますが
賞を取るのに必要なのは
半分くらいは運です。
どんなにうまくても
どんなにいい絵を描けたとしても
その年の審査員の気分や周りの絵に左右されます。
入選した子達はある程度しっかり絵が描けていて
面白い作品を描いています。
そこから選ぶのは
さらによくかけている子や
色使い、構成で目を引く子
ここではじめて技術的なうまさなども入ってきます。
何千何万も応募者がいるうちの1つ、2つ選ぶのですから
あとは審査員の気分です。
なので、なかなか賞が取れなくても
落胆しないでください。
落胆するくらいなら
楽しく絵を描き続けた方がいいかなと
わたしは思います^^
まとめ
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2023/02/to-paint-g1b235047c_1280.jpg?resize=728%2C461&ssl=1)
「せっかく絵が好きで描いてるなら
賞を取ったら自信につながるかなー」
と考える親は多いと思います。
でも、わたしは逆に落選するとがっかりして
絵が好きだけど下手なんだ。。。と考えてしまう
タイプです。
それでしばらく絵を描かなかったりなど
メンタル弱めです笑
そう言ったタイプの子はむしろ
あまり無理してコンクールを受ける必要もないかも
しれないですね。
結局こう言った絵の世界で将来やっていくには
コンクールで自信をつけるとかよりも
続けるメンタルと
根気強さというのが一番大切で
好きなことをわき目もふらずやれる
という環境が一番だと思います!
今回はここまでです〜
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