絵画教室の開き方!月収いくら?資格や登録は必要?先生って儲かるの?

こんにちは!画家の平郡です!

私は現在展覧会や個人で絵を販売するなど
画家の仕事をしながら絵画教室を
運営し生計を立てています。

展覧会は個展以外のグループ展は
もともとそんなにやりたいわけではなかったので
コロナ禍以降ほとんどしていません。
なので正直画家としての収入は
ほとんどありませんが、
私の主な収入源は絵画教室の運営です。

もちろん展覧会をしてた頃もそれなりに
売り上げがあったわけですが、
売り上げ=収入ではなく
画家という職業はご存知の方も多くいると思いますが
売り上げの50〜60パーセントほど
会場やらなんやらに持ってかれてしまうのです。

こんなのでは当然生活はできませんね^^;

ということで
絵が好きでそれを生業としたい!という人たちへ向けて
絵画教室の開き方を発信しています。

ということは、絵画教室の運営は正直ちゃんとできれば
「儲かる」
ということなんです。

そりゃあ、雇われてるわけじゃないので
売り上げ=収入ですしね^^

さて、
・絵画教室は簡単に開けるのか?
・そんなにうまくいくのか?
・資格はいるの?
・忙しくて絵を描く暇がないのでは?

そんな疑問にお答えしていきたいと思います!

絵画教室の開き方!①月収いくらなの?絵画教室の先生って儲かるの?

絵画教室先生の月収気になりますか?

画家のあなた。
展覧会でお金も時間もカツカツの生活から抜け出したい。
だからと言って絵をやめたいわけじゃないですよね?

アートに携わる仕事に憧れたけど会社員になったあなた。

絵を描きたい。アートの仕事がしたい。
でもお金が必要。でもそれほどお金に余裕がないし
時間にはもっと余裕がない。

心当たりのあるあなたは読んでみてください。

絵画教室の運営はちゃんと生徒さんが来れば
ちゃんと儲かります!
ちなみに絵画教室の先生は儲かりません。

これは雇われているか運営に回っているかの違いです。

絵画教室を開くということは
絵画教室の運営に回るということです。

絵画教室の運営に回ることができれば
生徒さんが来れば来るほどきちんと儲かります。
雇われる側の絵画教室の先生であれば
生徒さんがどんなに増えても、
どんなに仕事が忙しくなっても収入は上がりません。
ただし生徒さんが少なくなれば
当然シフトは減らされる恐れがあります。

月収はいくらくらいなの?という疑問ですが
正直生徒さんの数によるので人によります。

私の場合で言えばですが、
週に2日だけ教室をやっていますが
月収は50万を超えます。

もちろんその他諸々経費はかかるので
売り上げだけで言えばなのですが。

私はアルバイト時代
時給1000円のところで働いていました。
当時はなかなかいい時給でしたが
週5日フルタイムでした。
展示などでたびたび長期で休まなければならなかったため
アルバイト一本ではとても生活できず、
掛け持ちで別のアルバイトをしていました。

週3日は1日13時間以上働いていましたが
月収は19万程度でした。手取りはもっと少なかったです。

その頃の私からすると
週2日で月収50万というと闇バイトかな?
と思ってしまうでしょうね^^

展覧会で考えてみましょう。
マージンはよくて50%です。
ということは1ヶ月に1回頑張って展覧会をできたとしても
100万円毎回安定して売り上げなければ
その収入にはなりません。

あなたにできますか?
私は3ヶ月に1度の展覧会に出す絵は10点ほどがやっとで
売り上げはやっと20万程度のことが多かったので
とても無理でした。
というか生活できませんでした。
(しかも売上の40%しか入ってこない上に
交通費宿泊費は自己負担です。)

展覧会メンバーからは
アルバイトなんてやってるから絵が描けないんだよ
と非難轟々でしたが、
アルバイトを辞めたところで
せいぜい1ヶ月で10点程の作品しか描けないし
どんどん雑になっていきます。

毎月かさむ材料費、
展覧会出展費用、
遠征費、交通費
額縁も差し箱も黄袋自己負担ですから
アルバイトを辞めて真剣に展覧会をしたところで
画家=貧乏の方程式はかわらないです。

以上を踏まえて
絵画教室の運営に回るってことは
画家、会社員、アルバイトよりは儲かると思いませんか?

絵画教室の開き方!②資格や登録は必要なの?先生になる方法

絵画教室を開くにあたって
資格や登録は必要かどうか気になりますよね。

実は絵画教室は資格が必要ありません。
つまり誰にでも開けるということです。
極端にいえば
絵が下手な人や、絵を描いたことがない人にも
できるということです。

ただ、絵画教室を開くにあたって生徒さんを集める、
つまり集客はしないといけませんので
自分の絵を見せて宣伝したり
美大や専門学校卒などの経歴や
展覧会や受賞歴などの実績があった方が
集まりやすいですよね。

とはいえ何にもなくても実は開けるのが
絵画教室なのです。
意外とお手軽ですね!

絵画教室としての登録もいりません。
何らかの美術団体に所属してないとダメとか
特別な手続きが必要とかもありません。

あるのはどの事業者でも共通している
事業者登録だけです。

美術に限った話ではなく、
個人事業主として活動し始めたときに必要な登録なので
逆に事業者登録をしていないと
必要な補助が受けられなかったり
税金がすごいことになり自分にとってデメリットです。

絵画教室は開くことも資格や登録はありませんが
講師として教えるにあたっても
必要な資格や登録はいりません。

絵画教室の開き方!③絵画教室を実際に開いて気づいたメリットデメリット

絵画教室のメリットデメリットってなんでしょう。

ざっと思いつくメリットは
・生徒が集まれば集まるほど収入につながる
・資格がいらないのですぐに開ける
・自分のペースで働ける

逆にデメリットは
・集客ができないと赤字になる
・全て自分で管理しなければならない
・やり方次第でずっと忙しい

こういったことを思いつくと思います。

実際に絵画教室を運営してみて
最初の印象と違ったなーというところを紹介します。

メリット
・人に教えるので自分でも練習したり
知識を得ることに積極的になり
結果的に絵が上手くなるし知識も豊富になる
常に新しい発見がある。生徒さんからの情報で
流行り廃りに敏感になり自分の創作にも生きる。
・人に教えることが苦にならないのであれば
人の成長を見るのがとても楽しい。
・時間的にもお金的にも余裕が出ると
心まで豊かに余裕が出てくる。温和な性格になった。

デメリット
・子どもが好きだからといって
子ども絵画教室をやっても
結局は保護者対応があるので
ある程度のことは避けては通れない。
一定数分かり合えない人はいるので、
トラブルは回避できない。極力小さくなるように努めるしかない。
・クレームやミスで起こったトラブルも
自分1人で対処、解決しなければならない。
誰も助けてくれない。
・経理が下手だったり計画性がないと
いつまで経っても忙しいしお金もない。
・雇用をしなくてはいけない状況の場合は
雇用される側よりも雇用する方が何倍も難しいし
手続きやケア等が大変。

実際にやってみないとわからなかったことは
結構たくさんあります。

アルバイト時代の方が良かった
なんてことは全くないですが、
手続きや支払いなど全て自分で管理するため
中には後悔する人もいるかもしれません。

絵画教室の開き方!④絵画教室を開くのに向いてない人

最後に絵画教室を開くのに向いてない人を紹介します。
自分に当てはまるなーと思ったら
もう少しよく考えてから行動した方がいいかもしれません。

・簡単な計算ができない
・書類関係が苦手
・絵の知識がほとんどない
・色がわからない
・人と話すのが苦手
・一般常識がない
・常に自分が正しいと思ってる
・できないという気持ちがわからない
★生徒さんを喜ばせたいという気持ちが強すぎる

当たり前じゃん!という項目も多くありますが
中にはなんで?という項目もあると思います。

中でも★をつけた
「生徒さんを喜ばせたいという気持ちが強すぎる」
という項目ですが、
一見するとなぜ?素晴らしいじゃない?
と思うかもしれません。
私も絵画教室の運営をするまでここに気づきませんでしたが
実際に自分で運営したり、雇用したり、
運営してる人の話を聞いたりしてる中で
絵画教室の運営がうまくいってない人の共通点として
項目に入れました。

生徒さんを喜ばせたい、
嫌な思いをさせたくない、
不便を感じてほしくないと思うあまり、

・月謝が安い、値上げしない
・運営費に負担がかかるくらい画材を買い込む
・生徒の要望を聞きすぎて運営方針がブレる

ということが多くありました。

中でも失敗例の一番の理由は
月謝の値上げに踏み切れない
というところです。

月謝を上げると今いる生徒さんに悪いからとか、
生徒さんが辞めてしまうからと心配があるのはわかりますが
値上げせずに経営が圧迫して閉業してしまえば
自分も苦しいし、生徒さんもがっかりです。

生徒さんが来ないかもという心配も
一瞬離れる人ももちろんいますが
集客のシステムがうまくいっていれば
そのうちちゃんときます。
全く来ないのであれば集客がうまくいってないだけです。

月謝を安くしすぎたり、
月謝を使い切るぐらいの勢いで画材を買い込んでは
いつまで経っても自転車操業だし
お金も時間も余裕がなく
運営はうまくいきません。

こういったところを常にアップデートできる人が
絵画教室には向いているかなと思います^^

 

絵画教室の開き方!まとめ

 

絵画教室を実際に運営している私のお話でしたが
いかがでしたか?
まとめると、絵画教室は

・運営側なら儲かる
・資格はいらない
・メリットの方が大きい

ということです!

絵画教室を開きたい!という方向けに
「絵画教室運営」の講座を作りました。

こちらは有料となっていますが、
絵画教室を開く前からの下準備で
余計な費用や時間をかけずに開くことができるような
内容になっています。
大事な大事な集客方法も伝授!

第1章から読み進めていく講座なので
休憩時間や空き時間などに見ることができます。

気になる方はこちらから!

高いなーと感じる方や安いなーと感じる方
それぞれいるようです。

ぜひ活用してみてください^^

 

では今回はここまでです!

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