油絵の具の使い方、テクニックをプロが徹底解説!現代風の油絵を描こう!

 

皆さんこんにちは!美術作家の平郡(ひらご
おり)です!

絵画と言ったら?水彩?アクリル?日本画?
いろいろありますが、やっぱりどの時代にも
油絵というのは絵画代表として思い浮かべる
人が多いのではないでしょうか??

 

ダ・ヴィンチ、モネ、ルノワール、レンブラ
ント、ゴッホなどなど、
油絵を描いている有名画家はたくさんいます
よね!

それぞれ時代も違えば絵の印象もだいぶ違い
ますよね(^^)

 

 

しかし油絵といわれて思い浮かぶのってゴテ
ゴテ厚塗り!のイメージの人が多いと思いま
す。

私も展覧会でお客さんに説明するときに

「これは油絵で描いてます!」

と説明すると

「え??アクリルじゃないの?」
「日本画じゃないの?」

とか聞かれます。

描き方を工夫すれば実は日本画もアクリル画
もあまり大差はないんですね!

 

もちろんゴテゴテの油絵が好き!という方も
いますが、現代のアート的には少し古い印象
を受けませんか?

 

私は普段油絵を描いていますが、ゴテゴテの油
絵の作品はあまり好きではありません(^^;)

古臭いなーと感じてしまいます・・・。

 

どっちかというと、日本画、浮世絵、デザイン
画、水彩画などのさらっとした印象の絵のほう
場所を選ばず飾れるような感じがして好きで
す(^^;)

 

ですが、油絵の絵の具の光沢、重厚感のある
色味などこの特性は油絵にしかないんです!

この特性を生かして絵を描きたい!そんな思
いで油絵を描き続けて数年たちますが、最近
になって油絵でも水彩や、日本画のようなさ
らっ
とした絵柄で、なおかつ油絵具の良さを
生か
した絵を描くことがきるということに気

が付きました。

 

そして油絵というのはほかの絵具より高級感
があり長持ちなので、例えイラストのような
絵を描いたとしても、ただの紙に描いたイラ
ストよりも数倍の値段がつけられます。

油絵の具は乾きづらく初心者にはなかなか扱
いづらいかもしれない素材ではありますが、
ひとたびテクニックを習得すれば、

日本画のような表現ができたり、イラストを
描くことも、水彩のようなにじみぼかしの美
しさも表現できるので、

もしあなたが今後絵を描く仕事をしたい、そ
れを売りたい!と思ったとき、油絵という素
材は最強のアイテムとなるはずです!

 

今回はそんな油絵の使い方、幅広い油絵の表
現方法、テクニックをいくつかご紹介します!

 

 

 

油絵使い方、テクニック徹底解説!①マチエールをつけるということ

 

油絵の大きな特徴の一つにマチエール(絵肌)
をつけるということができます。

マチエールとは、ごつごつした岩、硬いコン
リート、樹木などの木の表面などを表現す
る手法です。

砂のような素材を絵の具と一緒に練ってざ
らざらの絵具で描くなど表現の方法は様々
ですが、うまく使えると実際の木々や、岩
の表現がとても簡単に、絵の具で緻密に描
くよりもリアルに描けます!

2次元の絵の中に3次元の立体感がのある
表現ができるので、目に止まりやすく見ご
たえのある画面になります。

 

下塗り前に全面にマチエールを施すことによ
って、淡いぼかしや、画面全体の引き締め効
果も期待でき、絵でしか表現できない描き方
、独特の筆のタッチもできます。

自分のオリジナルの技法を極めたいのであれ
ば、ぜひマチエールを利用してみてください!

実物と印刷ってだいぶ印象違いますよね~な
んて言いながら絵ならではの良さをお客さん
にアピールしたりもありですね(笑)

逆にキャンバス地をなくすように下塗り前の
段階でつるっとさせると、キャンバス地の凹
凸が無くなるのでとても緻密に描け、写実画
のような細かく繊細な絵が描きやすくなりま
す。

こういった写実画のような絵の場合は写真で
いいじゃないかとなりがちなので、絵で描い
ているという良さが出るような画面作りが大
切です

人の手で描いているという意味がないと、
ナログが減りつつある世の中では生き残って
いけません。

絵は2次元のものですが、マチエールを加え
ることによって3次元的な立体感が出るので、
絵の具だけで描いたさらっとした画面より目
を引きやすいです!
いろいろ工夫してマチエールを使った技法を
自分なりに編み出してみま
しょう!

今描いている絵よりぐっとよくなりますよ!

 

 

このようにマチエールによっていろいろな表現
ができるのが油絵の最大の特徴ですね。

 

 

 

 

 

 

油絵使い方、テクニック徹底解説!②にじみやぼかしの表現を油絵で再現!

 

 

先ほどマチエールを工夫することによって、
いろいろな表現方法ができることをお伝えし
ましたが、
油絵は絵の具だけでもその表現方法は無限に
ります。

ただ「塗る」だけではないのが油絵の面白い
ところです。

水彩のようなにじみの表現をしたい、写真の
ぼやけてる部分を表現したい、

少しテクニックは必要になりますが、そうい
った表現もなんと油絵の具だけでできるんで
す!

 

にじみの表現は下地材を塗っていない麻のキ
ャンバスに、薄くテレピンで溶いた絵の具で
描くと簡単ににじみの表現ができます。

これは単純に絵の具を薄く溶いて描く方法で、
水彩絵の具のような感じに少し似ていますね。

他にも、描きたいにじみの表現を見ながら描
くという方法もあります。

こちらは少しテクニックが必要ですが、でき
るようになると、偶然性でできるにじみとは
違い、自分で自在に好きなにじみの表現を描
けます。

にじみの表現をマスターするととても絵に幅
が出るので、ぜひ研究してみましょう。

 

 

にじみとは逆にぼかしの表現というのはとて
も簡単にできます。

実はぼかしの表現を簡単にできるような、ぼか
し筆というものがあり、ぼかすときはこちらを
使います

この先の平たい太い筆でくるくると画面につ
けた絵の具を回していくと簡単にぼかしの表
現ができます。

ただし簡単だといっても少しコツがいるので
すぐにできるようなものでもありません。

色の組み合わせや絵の具の厚みなどにはコツ
がいるので練習してから描いてみましょう!

好きな色合いのぼかしができたと思ったのに
やりすぎてすべてが混ざってしまい、結局同
じ色になってしまったというのは私もよくあ
る失敗談です。

こまめに絵の具を拭き取ることや、やりすぎ
ないこと、絵の具は厚すぎず薄すぎずという
のを気を付けてやってみましょう。

にじみ、ぼかしの表現を味方につけるともう
プロとほとんど変わりはないですよ!

 

 

 

 

油絵の具使い方徹底解説!③透明感の出し方、水の表現

 

水の透明感、肌の透明感、氷の透明感、空気
の透明感・・・etcというのは水彩、日本画そ
の他もろもろでも出すことは容易ではないで
す。
特に油絵の具の場合、絵の具の薄さ、厚さで
はなく色の組み合わせで透明感を出します
なので、これもまたかなりのテクニック
が必要なものになります。

水面を描く場合、濃い色、中間の色、薄い色
を組み合わせて水面や水の波紋を描きま
す。
実際の水面の写真や実物を見なが
ら研究して
みましょう。

にじみの表現にも言えますがコツがわかれば、
簡単に描けるようになります。

氷も同じですね。濃い色、中間の色、薄い色、
の組み合わせで氷の表現ができます。

色彩に自信のある人は、色の組み合わせで水や氷
を表現してみてください。

自分だけのオリジナルな透明感を演出できるとそ
れだけでオリジナリティーがありとても価値のあ
るものになります。

 

肌の透明感というのはかなり難しいです。肌とい
うのはただ単に肌色1色というわけではありませ
ん。

血管の青っぽい色や、血色のいい赤、光が当たる
ところは黄色かったりとさまざまな色が肌をより
肌っぽい色にしています。

緑が変に混ざってしまうとゾンビみたいになり、
影の部分を茶色や黒にするとどす黒いこ汚い肌に
なります。

写真だけでなく、写実画の人の絵などを参考にし
ながら自分のオリジナルの透明感を作り出してい
くといいでしょう。

明暗、色彩の組み合わせ、絵の具の厚さなど。
油絵はこういった絵の具の特徴を最大限利用す
ると、本当に幅広いオリジナリティーあふれる
作品が描けます。

絵や芸術の世界では何よりオリジナリティーが1
番大切なのです。

売れるからと言ってむやみやたらに人のまねをし
てその時だけ売れても何の意味もありません。

売れる工夫というのはある程度は必要かな、と思
います。ですが、まねではなくいいところだけ取
り入れてみる、そして自分だけのオリジナルの表
現に変えて行く、それがアーティストではないで
しょうか。

絵を描くことが好き、売れたらうれしい、その気
持ちを忘れずにどんどん作品を作っていきましょ
う!!

例え1人でも2人でも自分の作品の良さを分かっ
てくれるファンを作りましょう!

 

 

今回は油絵のテクニックを一部ご紹介しまし
た!

最後に油絵具のコツはあまり絵の具を薄くし
すぎないというところですね。

もちろん薄い部分もあっていいのですが全部を
薄くしすぎるととても薄っぺらい軽い絵に

ってしまします。

ある程度絵の具はしっかりつけながら、マチエ
ールや透明感、にじみ、ぼかしなどの表現を加
えていきましょう!!

 

 

 

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