クリムト展へ行こう!クリムトが描く世界と美にこだわる人物像とは?!

 

皆さんこんにちは!美術作家の平郡(ひらご
おり)です!

みなさんはキラキラデコデコの絵は好きです
か?女の子だとキラキラの絵が好きな子は多
いんじゃないかなーと思います!

大きくなってもキラキラするのが好き!とい
う人は結構いますよね!

 

例えばネイルとか、指輪などのアクセサリー
など女性には大人気ですよね! 

今回は男性よりも女性人気が高いクリムト
作品と人物像をご紹介したいと思います!

 

 

 

 

 

グスタフ・クリムトという人物をご紹介!生涯と人生を追う

 

 

 

グスタフ・クリムト

 

オーストリアの画家1862年-1918年

 

父が彫刻師の家庭に生まれ、7人兄弟の2番目
初期は古典主義な教育を受けて来ました。

秀でた才能がありウイーンの美術学校に入学。
弟と学校の友人と共に共同で美術や建築物の
外装デザインの請負を始めました。

この活動は10年ほど続き、数多くの壁画・天
井画の委託をされます。
1888年には伝統的な技法で描きだした装飾画
が人気を博し皇帝から勲章を授与されました。

この活動は弟の死によって崩壊しました。
ですがその時にはすでにクリムトは古いイン
テリア装飾のスタイルからは脱却していまし
た。

 

 

ウイーン分離派時代

 

伝統的な美術の世界から分離し、新しい芸術
を模索し始め、新しい造形表現を主張する芸
術家集団のウイーン分離派の創始者、初代会
長に就任します。

1902年分離派展覧会でのベートーヴェン展
ためにクリムトが描いた大作「ベートーヴェ
ン・フリーズ」装飾性を優先した新しい創
造性で描かれた作品でした。
諸外国の特色を取り入れ試行錯誤しながら自
分のスタイルを確立していきます。

 

浮世絵や琳派に影響されたデザイン的な装飾の
絵画ですね!

当時は古典絵画が主流だったので、全く新しい
技法として注目を浴びました。

 

黄金時代

 

 

ベートーベン・フリーズから
金箔をあしらった装飾的な新しいスタイルの
芸術を確立し始め、黄金時代に突入します。

これまでのクリムトの仕事や国外の美術を通
して学んだ技法などが詰め込んであり、これ
「黄金様式」と呼ばれています。

代表作は1901年、「ユディト」「接吻」など、
装飾的できらびやかな画面に妖艶な女性が描
かれているのが特徴です。

 

 

 

1900年代は「黄金時代」は絶頂期を迎え「ダ
ナエ」「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖
像」などがある。

 

 

 

 

 

 

 

1910年以降は金箔はだんだんと少なくなり、
カラフルな色彩が多くなります。

代表作はイゲニア・プリマフェージの肖
像」

 

 

金箔を使った作品より明るく、色に親しみや
い印象を受けますね!

黄金様式が一般的には多くの人に知られ、親
しまれていますが、クリムトの人生の中では
ほんの中間地点であり、どんどん絵は変わっ
ていき、そして色彩豊かに変化しています。

 

 

1915年『死と生』

 

クリムトを追う!作風と人物像を徹底解析

 

 

 

作風は女性の裸体、や妊婦、性的な思考のも
のが多く甘美で妖艶な雰囲気と、同時に死の
意識を感じる作品。

クリムトが若いうちに弟や父の死に直面し影
響を受けているとも考えられます。

日本の浮世絵や琳派などの影響が見られ、黄
金時代の作風はそれが強く意識されているよ
うです。

 

クリムトは55年の生涯独身でしたが、女性関
係はかなりいろいろあったようで、子供が14
人以上とも言われています!

 

 

 

クリムトの装飾的な絵は本当に魅力的です。
生と死を意識した思考は絵に不安感を感じさ
せてるようですが、そこに妖艶な美しさを感
じます。

日本の浮世絵は本当にたくさんの世界中の芸
術家に影響を与えているのもまた印象的でし
た。

黄金時代と色彩時代、どちらも魅力的で美し
い絵画です。

クリムト展に行くときはぜひそういった視点
からも見てみてください(^^)!

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