皆さんこんにちは!美術作家の平郡(ひらご
おり)です!
みなさんはキラキラデコデコの絵は好きです
か?女の子だとキラキラの絵が好きな子は多
いんじゃないかなーと思います!
大きくなってもキラキラするのが好き!とい
う人は結構いますよね!
例えばネイルとか、指輪などのアクセサリー
など女性には大人気ですよね!
今回は男性よりも女性人気が高いクリムトの
作品と人物像をご紹介したいと思います!
グスタフ・クリムトという人物をご紹介!生涯と人生を追う
グスタフ・クリムト
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/563px-Klimt.jpg?resize=563%2C720&ssl=1)
オーストリアの画家1862年-1918年
父が彫刻師の家庭に生まれ、7人兄弟の2番目
で初期は古典主義な教育を受けて来ました。
秀でた才能がありウイーンの美術学校に入学。
弟と学校の友人と共に共同で美術や建築物の
外装デザインの請負を始めました。
この活動は10年ほど続き、数多くの壁画・天
井画の委託をされます。
1888年には伝統的な技法で描きだした装飾画
が人気を博し皇帝から勲章を授与されました。
この活動は弟の死によって崩壊しました。
ですがその時にはすでにクリムトは古いイン
テリア装飾のスタイルからは脱却していまし
た。
ウイーン分離派時代
伝統的な美術の世界から分離し、新しい芸術
を模索し始め、新しい造形表現を主張する芸
術家集団のウイーン分離派の創始者、初代会
長に就任します。
1902年分離派展覧会でのベートーヴェン展の
ためにクリムトが描いた大作「ベートーヴェ
ン・フリーズ」は装飾性を優先した新しい創
造性で描かれた作品でした。
諸外国の特色を取り入れ試行錯誤しながら自
分のスタイルを確立していきます。
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/640px-Beethovenfries2.jpg?resize=640%2C315&ssl=1)
浮世絵や琳派に影響されたデザイン的な装飾の
絵画ですね!
当時は古典絵画が主流だったので、全く新しい
技法として注目を浴びました。
黄金時代
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/640px-Beethovenfries.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
ベートーベン・フリーズから
金箔をあしらった装飾的な新しいスタイルの
芸術を確立し始め、黄金時代に突入します。
これまでのクリムトの仕事や国外の美術を通
して学んだ技法などが詰め込んであり、これ
を「黄金様式」と呼ばれています。
代表作は1901年、「ユディト」「接吻」など、
装飾的できらびやかな画面に妖艶な女性が描
かれているのが特徴です。
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/718px-The_Kiss_-_Gustav_Klimt_-_Google_Cultural_Institute.jpg?resize=717%2C720&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/judith-full.jpg?resize=502%2C1024&ssl=1)
1900年代は「黄金時代」は絶頂期を迎え「ダ
ナエ」「アデーレ・ブロッホ=バウワーの肖
像」などがある。
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/719px-Gustav_Klimt_046.jpg?resize=719%2C720&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/744px-Gustav_Klimt_010-1.jpg?resize=728%2C705&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/il_794xN.1344498720_2y3x.jpg?resize=728%2C436&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/433px-Gustav_Klimt_067.jpg?resize=433%2C1081&ssl=1)
1910年以降は金箔はだんだんと少なくなり、
カラフルな色彩が多くなります。
代表作は「オイゲニア・プリマフェージの肖
像」
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/eugenia-full.jpg?resize=638%2C1049&ssl=1)
金箔を使った作品より明るく、色に親しみや
すい印象を受けますね!
黄金様式が一般的には多くの人に知られ、親
しまれていますが、クリムトの人生の中では
ほんの中間地点であり、どんどん絵は変わっ
ていき、そして色彩豊かに変化しています。
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/551px-Gustav_Klimt_-_Death_and_Life_-_Google_Art_Project.jpg?resize=551%2C480&ssl=1)
1915年『死と生』
クリムトを追う!作風と人物像を徹底解析
![](https://i0.wp.com/artkaya.com/wp-content/uploads/2019/12/portrait-of-emilie-flöge.jpgLarge.jpg?resize=255%2C600&ssl=1)
作風は女性の裸体、や妊婦、性的な思考のも
のが多く甘美で妖艶な雰囲気と、同時に死の
意識を感じる作品。
クリムトが若いうちに弟や父の死に直面し影
響を受けているとも考えられます。
日本の浮世絵や琳派などの影響が見られ、黄
金時代の作風はそれが強く意識されているよ
うです。
クリムトは55年の生涯独身でしたが、女性関
係はかなりいろいろあったようで、子供が14
人以上とも言われています!
クリムトの装飾的な絵は本当に魅力的です。
生と死を意識した思考は絵に不安感を感じさ
せてるようですが、そこに妖艶な美しさを感
じます。
日本の浮世絵は本当にたくさんの世界中の芸
術家に影響を与えているのもまた印象的でし
た。
黄金時代と色彩時代、どちらも魅力的で美し
い絵画です。
クリムト展に行くときはぜひそういった視点
からも見てみてください(^^)!
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