こんにちは!油絵画家の平郡かやです!
みなさんは油絵を描いたことはありますか?
これから描こうと思っている人、
描いたことあるけど難しい!
と感じてる方へ
私が普段どういうふうに油絵を描いているのか
解説を交えてお見せいたします!
そう、今回は
「油絵の描き方、制作工程」
を解説していきますよ!
それぞれの工程にポイントや注意点などあるので
ぜひ参考にしてみてください。
あくまで私の描き方ですので
慣れてきたら自分のやりやすいように変えて
いくといいと思います^^
YouTubeでも制作過程をUPしているので
ぜひ動画で確認してみて下さい!
下絵
下絵は鉛筆でじっくり描いてから….と言いたいところですが
最近はデジタルで下絵を描いています!
下絵に使っているのは iPad Airです
なんせ直しが簡単だし
最終的なイメージもつけやすいので。
加えて今回はお客様からのオーダーでしたので
下絵の段階で一度雰囲気を見てもらい
OKがでたら本格的に始めることになります。
下絵は見てもらっても見てもらわなくても
どちらでもいいと思いますが、
イメージと違ったなどあると
描く側も買う側もデメリットでしか無いので
下絵で一回見てもらうといいですね!
下絵のポイントと注意点
下絵は最終的な完成をイメージするために
かなり重要な工程です。
ふわっとしたイメージよりも
しっかりとした完成系の下絵を描くと
その後の制作工程が楽に、そして早くなります。
下絵には何日かけてでも納得いくまで
描いてください。
イメージが固まらないまま見切り発車で
絵の具に入ってしまうと
とんでもない駄作が出来上がります。
プロは下絵が完璧!
覚えといてくださいね!
下塗り
キャンバスに鉛筆で下描きをします。
その後油絵の具の濃いめの色で下書きの線をなぞります。
濃いめの色で安価な値段のバーントアンバー系
の色を使っています。
下書きの線画が乾いたら
一層目を薄めに塗ります。
最初から厚盛りにしてしまうとひび割れちゃうので
薄め→徐々に厚く
って感じで油絵をのせていきます。
下塗りの段階では薄めです。
最終的に黄色味の暖色系の絵になるので
深みを出すために反対色の色を下塗りしています。
ここは好みなので何色を塗ってもOKです。
下塗りのポイントと注意点
下塗りはある程度ざくざく描いてOKですが、
厚く塗りすぎるとひび割れの原因になります。
油絵の具の中でも乾燥が早めの絵の具を下塗りに使う、
テレピンを混ぜて薄めに塗るというのを守って使いましょう。
油絵の具は乾燥すると多少縮みます。
なので下の絵の具が乾燥する前に
上に重ねた絵の具が先に乾燥してしまうと
下の絵の具が乾燥した時に縮んで
上の絵の具が引っ張られひび割れます。
油絵は塗る時の順番が大切なのです。
2層目
ここからは最終的な
完成を目指して固有色を塗っていきます。
最初はざくざくと大まかに描いていき
徐々に細かく描いていきます。
影や光源はこの段階で大袈裟につけていきましょう。
2層目の注意点
まずは下塗りの絵が完全に乾いてから塗りましょう。
2層目は完成系をイメージして色を塗っていきます。
ここでは固有色になりすぎず
なるべく多くの色を使って描くと
最終的に透明感のある飽きのない絵になります。
3層目
徐々に細かく完成系を目指し整えていきます。
影や光源、メインが見えやすいように
コントラストなんかも整え
より絵をはっきりさせていきます。
3層目の注意点
2層目でざくざくと描いていったところを
細かく丁寧に描く作業です。
大まかに描いた影や光源などをよりリアルに
明確に描いていかないと
最終的にぼやぼやした絵になってしまいます。
仕上げ
あとは細かく描くのみです。
メインの描きコミを重点的にしつつ
周りが疎かになりすぎないように
バランスを見ながら描き込んでいきます。
メイン以外を描き込みすぎるとどこを見ていいのか
分かりづらくなるのもあるし
単純に私が写真のピンボケ感が好みというのもあります。
もちろん全部満遍なく描き込んでもいいと思います。
それはそれでとても魅力的な絵になるはずです。
仕上げのポイントと注意点
一番良く無いのは
雰囲気で全部終わらそうというような絵です。
書き込む部分がなく
全体になんとなく中途半端に手が入った絵が
一番魅力がありません。
なんとなくで描いてしまうと
そういった魅力ない絵を量産してしまうので注意です。
メインをしっかり描き込むことで
素人の絵→プロの絵に変身します!
完成
最後にとことん描き込んで
整えたら完成です!
まとめ
いかがだったでしょうか!
重要なポイントは3つあるので覚えてくださいね!
・下絵はしっかりきっかり!
・油絵を重ねる順序は乾きやすい→乾きづらい
・メインはしっかり丁寧に描き込む!
これさえ抑えればプロになれます!
ぜひ参考にしてみてくださいね!
ではでは〜!
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