【絵画教室を開くには】クラス時間は何分がいい?時間の違いと決め方

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こんにちは。画家の平郡かやです。

私は普段、絵画教室を運営しながら
絵を描いたり
絵の描き方について発信したりしています。

今回は、絵画教室を運営するうえで重要な
「クラス時間」についてのお話です。

絵画教室を始めてから早いもので7年ほどが経ちました。

途中にはコロナ禍もあり、
教室運営が思うようにいかない時期もありましたが、
さまざまな出来事を乗り越えながら
現在まで続けてくることができました。

7年間教室を運営してきたことで
開業当初には分からなかったことや
実際に運営してみて初めて気づいたことも増えてきました。

その中でも、
教室を始める前にしっかり考えておきたいのが
【1回のクラス時間を何分に設定するか】
ということです。

絵画教室では
60分や90分ほどのクラスを
設定している教室も多いと思います。

一方で現在私が運営している絵画教室では
1回のクラス時間を180分と長めに設定しています。

なぜ180分にしているのかというと
私自身が絵を描く立場から考えたときに
制作するためには
ある程度まとまった時間が
必要
だと感じたからです。

この記事では絵画教室のクラス時間を180分にしている理由
実際に運営して分かった
メリット・デメリット
一般的な60分・90分クラスとの違い
についてご紹介します。

絵画教室のクラス時間を180分にしている3つの理由

私の絵画教室では
次の3つの理由から
1回のクラス時間を180分に設定しています。

  • 1つ目は作品について考える時間も授業時間に含めたいから
  • 2つ目は遅刻や早退を必要以上に悪いこととして考えない教室にしたいから
  • 3つ目は人によって集中できる時間が異なるからです。

ここからは、それぞれの理由について詳しく解説していきます。

1.作品を描く前に考える時間が必要だから

1つ目の理由は、作品を描き始めるまでに考える時間が必要だからです。

これは普段から絵を描いている人でなければ
少し分かりにくい部分かもしれません。

絵画教室では
テーマを聞いたらすぐに手を動かし始められる生徒さん
ばかりではありません。

  • どのような作品にするか
  • 何を描くか
  • どのような構図にするか実際に描き始める前に考えることがたくさんあります。

早い人であれば、10分ほどで描きたいものを決められることもあります。

一方でじっくり考えたり
自分が納得できるアイデアを探したりしていると
構想だけで1時間以上かかることもあります。

この描き始める前の時間を考えずに
クラス時間を60分に設定してしまうと
30分から40分考えたあと
ようやく描き始められたと思ったところで
授業が終了してしまうことがあります。

このような状態が毎回続くと
作品制作に十分取り組めないだけでなく
生徒さんの意欲が削がれてしまうこともあります。

自分なりに構想を練り
下描きに入り
作品の完成イメージがある程度見えてくるところまで進めるには
2時間〜3時間ほどの時間が必要だと考えました。

そのため、私の教室ではクラス時間を180分に設定しています。

実際に教室を運営してみると
すぐに描き始めるのではなく
作品についてじっくり考える生徒さんも多くいます。

十分に考える時間を取れることで
一つひとつの作品にしっかり向き合いやすくなり
結果として作品の完成度も高くなりやすいと感じています。

2.遅刻や早退を必要以上に悪いことにしたくないから

2つ目の理由は、遅刻や早退を必要以上に悪いこととして扱いたくないからです。

180分は子どもの習い事としてはかなり長めの時間です。

でもその長さがあるからこそ、
決められた時間いっぱいまで
必ず描かなければならないのではなく
自分の集中力や予定に合わせて制作時間を調整できます。

クラス時間が60分の場合
少し遅れただけでも実際に描ける時間が
ほとんどなくなってしまうことがあります。

また、授業のあとに予定が入っていると
終了時間を気にしながら
急いで描かなければならなくなることもあります。

絵画制作では
時間を気にしすぎることで
作品に集中できなくなる場合があります。

そのため教室ではできるだけゆっくりと
自分のペースで制作に打ち込んでほしいと
考えました。

また、時間どおりに教室へ到着できないことで
保護者がイライラしてしまったり
遅刻すること自体を必要以上に
悪いこととして感じてしまったりする状況も
減らしたいと思いました。

子ども自身も毎回同じように
集中できるわけではありません。

「今日はあまり気分が乗らない」
「集中力が続かない」
「少し早く帰りたい」
という日もあります。

クラス時間を長めに設定しておけば
その日の状態に合わせて
本人や保護者が教室で過ごす時間を決めやすくなります。

実際に180分のクラスにしてからは
生徒さん自身が制作時間を調整したり
保護者の方も家庭の予定に合わせて
無理なく通ったりできていると感じています。

3.生徒によって集中できる時間が違うから

3つ目の理由は、
生徒さんによって集中できる時間が
大きく異なるからです。

人によって集中力に違いがあることは当たり前ですが
教室運営をしていると意外と
見落としやすい部分でもあります。

短い時間で一気に集中する生徒さんもいれば
ゆっくりと気持ちを切り替えながら
徐々に集中力を高めていく生徒さんもいます。

集中できる時間には個人差があるだけでなく
季節や本人の体調
その日の気分によっても変わります。

普段は2時間集中できる生徒さんでも
学校行事のあとで疲れている日には
1時間ほどで集中力が切れてしまうこともあります。

逆に普段は短時間で帰る生徒さんが
作品に夢中になり3時間近く制作を続けることもあります。

クラス時間を最大180分として自由度を持たせることで
生徒さん自身が自分の集中力や
その日のコンディションと向き合いやすくなります。

実際には小学校低学年くらいまでの生徒さんは
1時間ほどで帰ることが多く
それ以上の年齢になると2時間から3時間ほど
制作することが多いです。

ただし、同じ生徒さんでも
日によって集中できる時間は異なります。

そのため全員が必ず
180分間制作するわけではありませんが
選べる時間を長めに設定しておいて
良かったと感じています。

絵画教室を180分クラスにするメリット!

180分クラスの大きなメリットは
生徒さんが時間を気にしすぎず
自分のペースで作品制作に取り組めることです。

構想を練る時間を十分に取れるため
アイデアを出したあと
下描きや着彩まで進みやすくなります。

また、少し遅れて来た場合でも
一定の制作時間を確保できます。

早く帰りたい日は短時間で終了し
集中できる日は長く制作するというように
その日の状態に合わせやすいこともメリットです。

絵画教室では
生徒さんによって制作速度や
集中できる時間が大きく異なります。

全員を同じ時間に合わせるのではなく
それぞれが自分に合った時間で制作できることが
180分クラスの良さだと感じています。

絵画教室を180分クラスにするデメリット

一方で、180分クラスにはデメリットもあります。

最も大きなデメリットは
スタッフ側の拘束時間が長くなり、体力的な負担が大きくなることです。

授業時間が3時間あるうえに
授業前後の準備や片づけも必要になります。

そのため
講師やスタッフにとっては
短時間クラスよりも負担の大きい運営方法になります。

また、子どもの集中力が切れていても
保護者の都合によって
長時間教室に残るケースがあります。

本人が制作に集中できない状態で長く滞在すると
教室内で騒いだり、
ほかの生徒さんの制作を妨げたりすることもあります。

クラス時間を長く設定する場合は
ただ長く滞在できるようにするだけでなく
集中力が切れた生徒さんへの対応や
教室内のルールも考えておく必要があります。

絵画教室の60分・90分クラスは短すぎる?!

 

私は180分が自分の教室には合っていると考えていますが
60分や90分のクラスが悪いわけではありません。

最初から授業時間が60分と決まっていれば
生徒さんは決められた時間の中で
集中して制作しようとします。

開始時間と終了時間が明確になるため
教室内の秩序を保ちやすい
というメリットもあります。

また、授業時間が短ければ
講師やスタッフの拘束時間も短くなります。

人件費を抑えやすく
スタッフの疲労も軽減しやすいため
運営面では60分や90分クラスのほうが
取り入れやすい場合もあります。

長時間クラスでは、
集中力が切れた子どもが騒いでしまうこともありますが
短時間クラスであれば
そのような状態になる前に授業を終えやすくなります。

特に、少人数で決められた課題に取り組む教室や
幼児を中心とした教室では、
60分から90分でも十分な場合があります。

一方で、
ほかの習い事や学校行事が長引いて
遅れて参加した場合
制作できる時間がわずかになってしまう
というデメリットがあります。

授業時間が短いにもかかわらず月謝が高いと
保護者に割高だと感じられる可能性もあるため
料金設定にも注意が必要です。

絵画教室のクラス時間は対象年齢と運営方法に合わせて決める!

絵画教室のクラス時間には
すべての教室に共通する正解があるわけではありません。

  • 幼児を中心に教えるのか
  • 小学生や中学生を対象にするのか
  • 自由制作を中心にするのか
  • 毎回決められた課題を行うのか
    によっても、適した時間は変わります。

私の教室では
作品について考える時間を大切にし
生徒さんが自分のペースで
制作できるようにするため180分に設定しています。

一方で、スタッフの負担を抑えたい場合や
決められた内容を短時間で進めたい場合は
60分や90分のほうが運営しやすいこともあります。

これから絵画教室を始める時は
周りの教室が何分にしているかだけで決めるのではなく
どのような生徒さんを対象にし
どのような授業を行いたいのかを考えたうえで
ぜひクラス時間を決めてみてください!

絵画教室を始める前に運営ルールを決めておこう

絵画教室の運営では
始める前に決めておいたほうがいいことがたくさんあります。

  • クラス時間
  • 定員
  • 振替制度
  • 月謝の集め方
  • 必要な画材
  • 保護者対応
  • 講師採用

など、
最初は小さな違いに見えることでも
運営を続けるうちに大きな負担の差につながります。

絵画教室運営講座では
私が絵画教室を続けてきた中で
実際に使用している時間割や定員の決め方
材料費、収支のイメージ、保護者対応、講師採用など
さらに具体的にまとめています。

これから絵画教室を始めたい方や
現在の運営方法で問題がないか見直したい方は
ぜひ講座の内容も参考にしてみてください!

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